【徹底解説】久保田利伸はなぜアメリカンなのか?黒人音楽・ラップ的要素とメロディ一貫性の正体

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- 1. 久保田利伸の音楽が「日本っぽくない」と感じる理由
- 2. 結論:久保田利伸は「日本で最もブラック・ミュージック文法を体現した歌手」
- 3. なぜ「アメリカンチック」に聴こえるのか?
- 3.1. 日本の歌謡曲・J-POPとの決定的な違い
- 4. 黒人文化・ラップ的だと感じる理由
- 4.1. ① 歌とラップの中間的アプローチ
- 4.2. ② 声を「感情」ではなく「楽器」として扱う
- 5. なぜ「メロディに一貫性がすごい」と感じるのか?
- 5.1. 日本のポップス:メロディを足していく構造
- 5.2. 久保田利伸:同じモチーフを変奏する構造
- 6. 久保田利伸が日本で特異な存在である理由
- 7. まとめ:久保田利伸の音楽が「身体で理解される」理由
久保田利伸の音楽が「日本っぽくない」と感じる理由
久保田利伸さんの楽曲を聴いたり、ライブ映像・MVを観たりすると、多くの人がこう感じます。
- なんとなくアメリカっぽい
- 日本のJ-POPと違う
- 黒人音楽っぽい
- ラップのような歌い方がある
- メロディが独特で一貫性がある
この感覚は決して曖昧なものではなく、音楽的に明確な理由があります。
この記事では
「なぜ久保田利伸はアメリカンに聴こえるのか」
「なぜメロディに一貫性を感じるのか」
を、音楽ジャンルと構造の観点から解説します。
結論:久保田利伸は「日本で最もブラック・ミュージック文法を体現した歌手」
まず結論から言うと、久保田利伸さんは
日本のポップス文脈ではなく
アメリカのブラック・ミュージック文脈で音楽を作っている
非常に稀有な存在です。
彼の音楽の根底には、次のジャンルがあります。
- R&B
- ソウル
- ファンク
- ゴスペル
- ヒップホップ(ラップ)
これらはすべてアメリカ黒人文化から生まれた音楽です。
なぜ「アメリカンチック」に聴こえるのか?
日本の歌謡曲・J-POPとの決定的な違い
日本の多くのポップスは、
- メロディの美しさ
- 情緒的なコード進行
- サビで盛り上げる構成
を中心に作られています。
一方、久保田利伸の音楽は
- リズム
- グルーヴ(ノリ)
- 声のリズミカルな配置
が最優先です。
これはアメリカのR&Bやファンクにおける音楽の価値基準と同じです。
そのため、日本語で歌っていても
「洋楽っぽい」「海外の音楽に近い」
と感じるのです。
黒人文化・ラップ的だと感じる理由
① 歌とラップの中間的アプローチ
久保田利伸さんは、日本ではかなり早い段階から
- メロディに完全に乗らない歌唱
- 言葉をリズムで刻むフレーズ
- スピーキングに近いボーカル
を取り入れてきました。
これは「ラップ」や「ヒップホップ的発想」に非常に近いものです。
実際、
「歌っているのか、喋っているのか分からない瞬間」
が多く存在します。
② 声を「感情」ではなく「楽器」として扱う
久保田利伸のボーカルの特徴は、
- フェイク(音程装飾)
- あえて音程をズラす
- シャウト
- 強弱の極端なコントロール
これらは日本的歌唱では珍しく、
黒人R&Bシンガーのボーカル文法そのものです。
声を「きれいに出すもの」ではなく
グルーヴを作る楽器として使っています。
なぜ「メロディに一貫性がすごい」と感じるのか?
ここが最も重要なポイントです。
日本のポップス:メロディを足していく構造
多くのJ-POPは
- Aメロ
- Bメロ
- サビ
ごとに、異なるメロディを積み重ねていく構造です。
そのため展開は派手ですが、
一曲全体の統一感は分断されがちです。
久保田利伸:同じモチーフを変奏する構造
一方、久保田利伸の楽曲は
- 基本となるメロディ・リズムを保ち
- 音域
- リズムの置き方
- 声の表情
を変化させながら進行します。
これは
- クラシック音楽の「主題と展開」
- ブラック・ミュージックの「グルーヴ循環」
に近い構造です。
そのため、
メロディが変わらないのに飽きない
むしろ身体に染み込む
という独特の感覚が生まれます。
久保田利伸が日本で特異な存在である理由
久保田利伸さんは
- 日本語で
- 日本人が
- 日本市場で
ブラック・ミュージックの思考法を高純度で実践し、成功した最初期の存在
と言っても過言ではありません。
結果として、
- 歌謡曲ではない
- 王道J-POPでもない
- 洋楽の単なる模倣でもない
唯一無二のポジションを築いています。
まとめ:久保田利伸の音楽が「身体で理解される」理由
久保田利伸の音楽は、
- 旋律で感動させるのではなく
- グルーヴで身体に入ってくる
タイプの音楽です。
だからこそ、
- 理屈では説明できないが気持ちいい
- 何度聴いても統一感がある
- 日本の音楽とは違う感覚がある
と多くの人が感じるのです。


