【徹底解説】久保田利伸はなぜアメリカンなのか?黒人音楽・ラップ的要素とメロディ一貫性の正体

YouTubeより

※ 本ページはプロモーションが含まれています。

久保田利伸の音楽が「日本っぽくない」と感じる理由

久保田利伸さんの楽曲を聴いたり、ライブ映像・MVを観たりすると、多くの人がこう感じます。

  • なんとなくアメリカっぽい
  • 日本のJ-POPと違う
  • 黒人音楽っぽい
  • ラップのような歌い方がある
  • メロディが独特で一貫性がある

この感覚は決して曖昧なものではなく、音楽的に明確な理由があります。

この記事では
「なぜ久保田利伸はアメリカンに聴こえるのか」
「なぜメロディに一貫性を感じるのか」
を、音楽ジャンルと構造の観点から解説します。

結論:久保田利伸は「日本で最もブラック・ミュージック文法を体現した歌手」

まず結論から言うと、久保田利伸さんは

日本のポップス文脈ではなく
アメリカのブラック・ミュージック文脈で音楽を作っている

非常に稀有な存在です。

彼の音楽の根底には、次のジャンルがあります。

  • R&B
  • ソウル
  • ファンク
  • ゴスペル
  • ヒップホップ(ラップ)

これらはすべてアメリカ黒人文化から生まれた音楽です。

なぜ「アメリカンチック」に聴こえるのか?

日本の歌謡曲・J-POPとの決定的な違い

日本の多くのポップスは、

  • メロディの美しさ
  • 情緒的なコード進行
  • サビで盛り上げる構成

を中心に作られています。

一方、久保田利伸の音楽は

  • リズム
  • グルーヴ(ノリ)
  • 声のリズミカルな配置

が最優先です。

これはアメリカのR&Bやファンクにおける音楽の価値基準と同じです。

そのため、日本語で歌っていても
「洋楽っぽい」「海外の音楽に近い」
と感じるのです。

黒人文化・ラップ的だと感じる理由

① 歌とラップの中間的アプローチ

久保田利伸さんは、日本ではかなり早い段階から

  • メロディに完全に乗らない歌唱
  • 言葉をリズムで刻むフレーズ
  • スピーキングに近いボーカル

を取り入れてきました。

これは「ラップ」や「ヒップホップ的発想」に非常に近いものです。

実際、
「歌っているのか、喋っているのか分からない瞬間」
が多く存在します。

② 声を「感情」ではなく「楽器」として扱う

久保田利伸のボーカルの特徴は、

  • フェイク(音程装飾)
  • あえて音程をズラす
  • シャウト
  • 強弱の極端なコントロール

これらは日本的歌唱では珍しく、
黒人R&Bシンガーのボーカル文法そのものです。

声を「きれいに出すもの」ではなく
グルーヴを作る楽器として使っています。

なぜ「メロディに一貫性がすごい」と感じるのか?

ここが最も重要なポイントです。

日本のポップス:メロディを足していく構造

多くのJ-POPは

  • Aメロ
  • Bメロ
  • サビ

ごとに、異なるメロディを積み重ねていく構造です。

そのため展開は派手ですが、
一曲全体の統一感は分断されがちです。

久保田利伸:同じモチーフを変奏する構造

一方、久保田利伸の楽曲は

  • 基本となるメロディ・リズムを保ち
  • 音域
  • リズムの置き方
  • 声の表情

を変化させながら進行します。

これは

  • クラシック音楽の「主題と展開」
  • ブラック・ミュージックの「グルーヴ循環」

に近い構造です。

そのため、

メロディが変わらないのに飽きない
むしろ身体に染み込む

という独特の感覚が生まれます。


久保田利伸が日本で特異な存在である理由

久保田利伸さんは

  • 日本語で
  • 日本人が
  • 日本市場で

ブラック・ミュージックの思考法を高純度で実践し、成功した最初期の存在

と言っても過言ではありません。

結果として、

  • 歌謡曲ではない
  • 王道J-POPでもない
  • 洋楽の単なる模倣でもない

唯一無二のポジションを築いています。


まとめ:久保田利伸の音楽が「身体で理解される」理由

久保田利伸の音楽は、

  • 旋律で感動させるのではなく
  • グルーヴで身体に入ってくる

タイプの音楽です。

だからこそ、

  • 理屈では説明できないが気持ちいい
  • 何度聴いても統一感がある
  • 日本の音楽とは違う感覚がある

と多くの人が感じるのです。

  • X